ラピスラズリブルー

松平不昧公

三井記念美術館で松平不昧公の展示がありました

d0338347_06253240.jpg
今回の目的は 井戸茶碗の大名物 国宝 大井戸茶碗 喜左衛門 只一つ
何度見ても 素晴らしいと感じます
只 如何にも大きい 濃茶を数人で愉しむとしても 大き過ぎる気がします
掌にすっぽり包める程度の大きさの井戸を持ちたいと探していますが 未だめぐり逢いはありません

d0338347_06391397.jpg
私の持つ井戸茶碗は 奈良新薬師寺に向かう登坂にある雑貨店で見つけたもの 若い作家の作品らしく¥2,000という掘り出し物 

初めて松平不昧公の業績を学びました 文武両道に秀で倒れかかっていた藩財政の立て直しにも大きく寄与したとありますが 七公三民という過酷な課税も強いたようで
必ずしも善き領主ではなかった面も窺えます 「古今名物類従」も彼の業績として素晴らしいと思いますが 茶道に費やした金は想像を絶する額になりそうです
 一部には 幕府の眼を恐れて茶道三昧に明け暮れたとも云われます 不昧公は結城秀康の末裔ですから将軍職には就き得ない家柄ではあります





# by toshi-ohyama | 2018-06-05 06:21 | 幕張美術館 | Comments(0)

外伝 妾屋の四季

先にご紹介した 妾屋昼兵衛 のシリーズ外伝

d0338347_06310227.jpg

文庫本は 此れ迄殆ど書下ろしでしたが 此方は シリーズ終了後「小説幻冬」なる雑誌に連載されたものを文庫本にした作品です

短編4作を 秋から冬 春 夏と 少しひねった順番にして それなりに完結するエピソードを並べています 著者なりの工夫と みました
このシリーズを愉しんだ読者なら 必ず手に取るでしょう 
多分 編集者からの強い要請(強制?)で 仕方なく書いたのではと推測するのは私だけでしょうか
長く続いたシリーズ物には 必ずこの手の作品が書かれていますね



# by toshi-ohyama | 2018-06-03 06:19 | 幕張図書館 | Comments(0)

妾屋という職業はあったのか

平成23年9月初版を買ってそのままにしていたので7年間積読状態でした
既に全8巻完結していますので 一気に読めます

d0338347_08352449.jpg
著者はどうやら最近 著述業専業となったようですが 大阪で歯科医を開業し もっぱら夜を著作の時間に充てていたと聞きます
後発の歴史小説家なので 過去の著名な作家が手掛けていない題材を扱うことが肝要とも話されています
妾専門の口入業という職業があったとは思い辛い部分もあります

上田秀人氏の作品は どれも江戸の生活を詳細に解説してくれます 腹芸-裏の裏を読む心理描写は 彼の真骨頂です
歴史小説に詳しい読者でも 話の進展が読み切れません 思わぬ展開に引き込まれ夜更かしをしてしまいます
現役のうちは 往復通勤の貴重な睡眠時間を割いての切れ切れ読書でしたが 自由人となって 翌日を気にせず読み続けられる幸せ 爽快な読後感を味わっています

妾屋昼兵衛 女帳面は全8巻 足掛け4年で書き上げたようです 佐伯泰英程ではないとはいえ大変な早さです
途中巻一巻でも読み切れるよう 各巻の冒頭に此れ迄の話の流れを簡潔に纏めたり工夫の跡も読み取れますが 吉原の仕組み 武士の暮らし等々 蘊蓄が何度も繰り返されるので 上田秀人の愛読者には些か煩わしさも感じられます
相変わらずの話の展開の意外さはお見事です 読者の思わぬ方向に話が進み 一冊読み切るまで途中で本を閉じられません

妾屋という稼業は実際に有った 井原西鶴が好色一代女に記述していると巻末に著者自身が書き込んでいます

実は 上田秀人も 余りの多作からか 書き違えをしています
妾屋の商売道具で一番大切な顧客帳が 第6巻312頁で吉原西田屋の手で盗まれ 店は付け火で全焼してしまいます
その後も話は展開が続き 顧客帳は 主人公昼兵衛の手元にあるように書かれ 話が続きます
並行して何本も書いている中での事故のようなものですが... 

d0338347_06305407.jpg


# by toshi-ohyama | 2018-06-01 06:24 | 幕張図書館 | Comments(0)

年に一度の生茶

過日 新茶のご紹介をしましたが 今回は 生新茶

d0338347_09143553.jpg
生茶の定義は 茶葉を摘んでから4時間以内にー30℃以下で保存した茶葉を使ったお茶のことだそうです(キリンビバレッジの定義)
少し青臭さを感じる 角のあるお茶 若々しく瑞々しいお茶です ある意味 お茶のボージョレーヌーボーとでも言いましょうか
一年に一度しか出回らないという意味で 季節を感じさせます



# by toshi-ohyama | 2018-05-30 06:19 | 幕張喫茶店 | Comments(0)

本店工事中

銀座 トリコロール本店は 只今修理中です 営業は続けて居ります
d0338347_08203585.jpg
現在の本店は 三代目 初代本店は昭和20年東京大空襲で焼失 二代目は昭和21年頃再建され 昭和50年に現在の姿に
40年も経ちますと 雨漏り 水道管の破裂による水漏れ 漆喰壁の腐食等  傷みが目立つようになりました
毎年 少しずつ修復をしていきます
店を閉めることは商売上お客様にご迷惑をおかけする事になるので出来るだけ避け 屋根と外壁を修復するために足場を掛けました

最近 若いお客様も増え 写真を撮られるお客様も多いのですが 1か月ほどご迷惑をおかけします
近隣の皆様にもご迷惑をおかけすることをお詫び申し上げます
 


# by toshi-ohyama | 2018-05-28 06:22 | 徒然 | Comments(0)



蒼き空を目指して
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
最新のコメント
私の読んだ文庫本は201..
by toshi-ohyama at 09:38
こんにちは。 私もル..
by desire_san at 16:19
何とこのヒールは 猫脚と..
by toshi-ohyama at 08:40
こんにちは。 私も『..
by desire_san at 17:04
こんにちは。 私もモネ..
by desire_san at 09:43
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
藤沢周平(5)長門守の陰謀
at 2018-07-15 06:18
奇跡的なお値段 赤坂ふきぬき..
at 2018-07-13 06:13
藤沢周平の歴史小説 
at 2018-07-11 06:03
似ているようで
at 2018-07-09 08:30
近代日本人の精神史
at 2018-07-07 05:37
塩2題
at 2018-07-05 06:30
鬼はもとより
at 2018-07-03 05:28
同じ商品なのに
at 2018-07-01 06:26
西郷どん
at 2018-06-29 06:13
コンドルの痕跡
at 2018-06-27 05:58
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧