ラピスラズリブルー

黄金のオランダ絵画

フェルメールの「水差しを持つ女」が来日しています

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17世紀のオランダ絵画はレンブラント フェルメールなど巨匠を生み出していますが 全体としてのレベルの高さは圧巻です 
何度観ても精緻な筆致にはため息が出ます

右端は カレル・ファブリティウスの自画像 中央は彼の代表作「アブラハム・デ・ボッテルの肖像」
ファブリティウスは 弾薬庫の爆発で32歳の若さで死去し作品も多くがこの爆発で焼失しています 現在残る彼の作品は10数点のみ
レンブラントの弟子の中でも一番才能に溢れていたと云います 明るい背景の中で人物象を浮かび上がらせる彼の作風は 写真とは異なる絵画の可能性を
我々に示して呉れているような気がします



# by toshi-ohyama | 2016-02-20 07:23 | 幕張美術館 | Comments(1)

CHOR-FARMER

ここ数年追掛けている 男声合唱団があります

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昭和42年 升本弘が東京農業大学の男声合唱団を創設 来年2017年には創立50周年を迎えます 升本弘と云う稀代の編曲者により提供される楽曲は シューベルトに始まり 日本の歌曲 童謡 昭和青春歌謡からPOPSにまで広がりを見せています
現在は 東京農大から離れ 男声合唱団として運営され 年2回の演奏会 豪州・ニュージーランドへの演奏旅行を中心に活動をしています

FARMERは 農大 農民を顕わす如く 都会的な洗練された演奏スタイルよりも 寧ろ無骨と云った方が正確なほど彼らの唄は素朴そのものです
スターも居ない替わりに 一人一人の唄に対する真摯さ 唄うことが愉しくて仕方ないという姿勢は 感動さえ感じる程の素晴らしさです

詞の明瞭さは 可也のレベルと感じます 升本弘と云う音楽家の強烈な個性を誠に純朴に受け止めて表現する舞台の暖かさを是非皆さんにも味わっていただきたいと思います 

# by toshi-ohyama | 2016-02-18 19:30 | 幕張音楽会 | Comments(0)

天守閣シリーズ

時代小説分野の巨頭は 生存している作家としては 佐伯泰英 上田秀人が 頭二つ抜きんでているのではないでしょうか

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上田秀人は 現役の歯科医 最早どちらが本業か判らぬほど 次々に長編作を世に送り出して居られます
天守閣シリーズ(今後シリーズになるかもしれない)は 彼が作家デビューして3年ほど経過した2004年 初めて光文社から書き下ろしの依頼が有った時に幻影の天守閣を書き上げ 最近夢幻の天守閣を書き上げています 彼は2004年まで徳間書店以外の出版社との付き合いが無かったそうです
依頼を受けた時に 構想として持っていたのは 勘定吟味役 奥祐筆 斬馬刀 天守番 の4つのテーマ 
その内で一番簡単に纏め上げられるテーマが天守番 振袖火事で焼け落ちた後に警護役の天守番という役割だけが残った不思議な役回りを膨らませて書き上げています
残りの3つのテーマも その後長編小説として完成させています

100冊書くまで 昼は町の歯医者 夜は時代小説作家として 両立させるという超人的な生活を続けている著者に大注目です



# by toshi-ohyama | 2016-02-12 09:42 | 幕張図書館 | Comments(0)

天才への憧憬

石原慎太郎の近作「天才」が 話題となって居ます

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田中角栄の一代記を一人称スタイルで書き綴って居ます
石原慎太郎が政界を引退し 早稲田大学の森元孝教授と話しているときに ヒントを得て書き上げたそうです
森教授曰く「石原さんは 角栄に惚れていますね」

金権政治には先頭を切って糾弾して来た石原ではあるが 高度経済成長のもと 現代日本の繁栄を築いた原動力となった テレビ 高速道路 新幹線 各県一つの空港 原子力エネルギーを推進したのは全て角栄のリーダーシップによるもの タフな日米交渉 米国に頼らぬ資源エネルギー確保 日中国交回復と 米国に弓弾く存在となった角栄が ロッキードと云う米国の仕掛けにより権力の座から引きずり落とされた過程を判りやすく綴って居ます
裏で糸を引いて居たのはキッシンジャーではないかと書いていますが 1971年選挙の際に候補者一人に三千万円 総額300億と云われた選挙資金を集めた角栄が 事件の発生直後に「ロッキードってなんだ」と秘書に訊いたエピソードを披露して 角栄が「嵌められた」ことを示唆しています

久し振りに 時間を忘れて一気読みしてしまいました


# by toshi-ohyama | 2016-02-05 10:12 | 幕張図書館 | Comments(0)

長崎の味

昭和50年代 長崎駅前に「吉宗」と云う店がありました 駅前の再開発で閉店したのか 今は浜町の本店しか有りません
昭和52年 後に仲人を御願いする当時の上司の鞄持ちで長崎に出張しました 修学旅行で来たことは有れど旅の疲れで車中爆睡の連続だった事くらいしか想い出せません
出張初日の最初の食事 駅前に有った営業所に駐在していた同期のY.O.君が奢ってくれたのが

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初めての長崎ランチは「夫婦むし」

店の名前は「よっそう」と読みます 東京人には「よしむね」としか読めません
慶應2年 四国伊予藩士 吉田宗吉信武が 万屋町(現在の浜町 地元の方は はまのまち と呼びます)に創業したのが この店の歴史の始まりです

酢飯に穴子の蒲焼 魚のそぼろ 錦糸卵を乗せて蒸し 茶碗蒸しを添えて「夫婦むし」と名付けたのだそうな 武士の商法などと侮れません
蒸し寿司をこの店では 「蒸寿し」と表記します

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今も丼は特注品 中々凝ったデザインでした
有名な 卓袱料理も この「夫婦むし」も 味は兎に角甘い 貴重品だった砂糖をふんだんに使って贅を競ったのかも知れませんが 初めて食べると本当にびっくりします
40年も前の懐かしい味が 東京銀座八丁目で味わえます
昭和45年に初めて東京に進出した時は 長崎の支店としての出店だったようですが その後独立して現在は銀座吉宗として頑張って居ます




# by toshi-ohyama | 2016-02-01 15:35 | 幕張食堂 | Comments(0)



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